メキシコ人がメキシコで営業する寿司屋をアメリカからiPhoneで経営する話

今インターン先で隣に座っているのはMIT Sloanの2年生になるとてもナイスなメキシコ人です。彼の名前はイグナシオ。なのであだ名はナチョ(一文字増えるとナチョスになって美味しそうですね)。ナチョはメキシコ南部の港町モントレー出身で、お昼ご飯には毎日愛妻弁当を持ってくるとても穏やかな人です。

そんな彼は学校に通いながら地元モントレーで寿司屋の経営をしています。今日はその店の店舗や厨房の様子をリアルタイムでiPhoneで見せてくれました。いやー自分が世の中のテクノロジーから随分遅れていると痛感しました。なんとEagle Eyeというアプリケーションを使うことによって、お店の防犯カメラの動画をリアルタイムでストリーミングして自分のiPhoneで見れるのです(初期投資に10万円ぐらいかかったようです)。しかも防犯カメラは4つもあって、それをスクリーンを4分割にして一気に見れます。さらにその4分割の画面の1つをダブルクリック(タップ)するとその画面がスクリーン一杯に広がるのです。

元々はデリバリーやケータリングを中心としたビジネスモデルを展開する予定だったので店舗は小さめだったのですが、テラスもついているとのことでした。ただ何故か防犯カメラにテラスを映しているものが無かったので不思議に思い理由を聞いてみたらメキシコならではの回答でした。。。なんとナチョのお店の近辺でこの数ヶ月の間に3度も発砲等の犯罪があったようです。そこで外を映している防犯カメラがあるとそれを警察に参考資料として没収されてしまうのだそうです。それであれば犯人逮捕に貢献したということでむしろ喜ばしいことではないかと思ったのですが、ナチョからしてみるとその全く逆で、万が一自分のお店の防犯カメラのせいで犯人が捕まったことが犯人やその仲間にしれた場合、恐ろしい報復が待っているで、わざと外は映さないようにしているのです。まさに触らぬ神に祟りなしってやつですが、経営者としての判断はおそらく正しいのでしょう。

他にあった面白い話しとして彼が言っていたのは、若くてかわいいモデルのような女性をバイトとして雇ってビラを撒いて集客をしたら売り上げが倍増した話です。話の内容自体は別に目新しくないのですが、そのバイトの子の話をする度に、おとなしいナチョの鼻息が荒くなって、目をキラキラと輝かせる姿が笑えるのです。「Really!! She is really hot!!」と連呼している姿を見てかわいいなーと思うのは僕もおっさんになった証拠でしょうか。

ちなみに実際に売っている寿司ですがナチョ曰く、日本人のイメージしている寿司ではない、とのこと。これは想像通りでした。逆に日本のお寿司屋さんで食べるような寿司を作ってしまったら売り上げは10分の1に減るらしく、Sushiと寿司は似て非なるものですね。このブログの著者yoshiとスーパーマリオのヨッシーぐらい違うと言えばわかりやすいでしょうか?いずれにしろ日本の食文化が形を変えたとはいえ、世界中に浸透している話を身近に聞くと不思議とちょっと嬉しくなってしまいます。

話があっちこっちに触れましたが、iPhone一台で海外から家業の経営に携わる、そんな様子が途上国発展に向けての会社経営のあり方のヒントになりそうな気がした今日のランチでした。
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by yoshi_525600 | 2010-08-12 21:00 | NYC生活


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