時間に遅れるラテンアメリカ人、時間に厳しい日本人

今日はインターン先でアルゼンチン人(下を噛みそうになりますよね、この言葉)とメキシコ人×2と色々と話をしていたのですが、彼らの価値観について色々と教えてもらいました。世界の価値観は多様でこれらのものの考え方についてしっかりと理解すること(必ずしも同意する必要はないけど)が大事なんだと改めて痛感しました。

今日のレッスンは3つ。
① ラテンアメリカ人は遅刻が当たり前
② 赤信号は無視しないほうがおかしい
③ 食事の時間が遅い

なんだか日本人的な感覚だと「ありえない!」と叫びたくなるようなことばかりですが、ラテンアメリカの価値観の根底には良い意味でのおおらかさと理屈が通りないルールは無視するという強い信念があるようです。ただ念のため誤解が無いように付け加えておきますと、メキシコ人同士でも意見の相違があったりと当然のことながら程度にはバラツキがあります。

① 遅刻をするということは「他人の時間を無駄にしている礼節を欠いた行為」と教えられてきました。なのでIsn’t that regarded as lack of respect?と聞いたところIt’s a matter of expectationとのこと。相手も遅刻前提で動いているのでお互い特にネガティブな感情は抱かないそうです。一方で遅刻前提で物事が動いているためメキシコの職場では10時から1時間のミーティングをして、30分の休憩を挟んで次のミーティングは11時半から、ということはほとんどないそうで、午前に1件、午後に1-2件しかミーティングは予定しないそうです。これについてはさすがに生産性が悪いだろう、と思ったのですが僕が聞くまでも無くproblem with this is that it is so unproductiveと自ら言ってきました。でもit is what it isということで良しとしているようです。

今までの話は仕事を中心としてはプロフェッショナル同士の時間の使い方の話でしたが、友人関係でも時間にはおおらかなようです。例えばホームパーティーのスタートが夜の8時からだった場合、参加者は8時以降の好きな時間からパーティーに参加します。なぜながら8時は主催者が恣意的に選んだ時間で、むしろその時間必ず到着することを強制するのは主催者の勝手で参加者に失礼と思われるそうです。一方で理由があれば(例えば22時から仕事に戻らなきゃ行けない等)それなりに配慮はするとのことです。

② 周りに全く車がいないのに信号が赤という理由だけで横断歩道を渡らないのは意味がわからない、というのも彼らの主張です。信号無視は(特にアメリカでは)日常茶飯事で行われておりあまり真剣に考えたことはありませんでしたが、彼らの主張の根本には「ルール=従う」という方程式が成り立たない価値観があります。なのでマニュアル通りにしか対応できない役人仕事に対する彼らの嫌悪感は半端ないものがありました。役人仕事には役人仕事なりのロジックがあるとは思うのですが(そのロジックの妥当性はおいておいて)、自分で考えて物事を判断できない人間はそもそも働いている価値がない、と彼らは切り捨てます。逆に言うとなんでも交渉可能、サービスの均一性や公正性や効率性はあまりないのではないかと想像します。経済発展の段階もこういうものの進め方というのは少なからず影響しているのではないかと思ってしまいます。一方で自分の土俵であるStructuredな考え方や論理の世界から一歩足を踏み出すと違和感を感じて力を発揮できなくなるようではグローバル人材としては脆すぎるので、こういった価値観を相手にしても結果を出せる(出し方は色々ある)力を身につけなければ行けないのだと痛感しました。

ただ1点興味深いのはラテン系のある意味自由な発想は「飴と鞭」の「鞭」次第ということ。遅刻に関しても会議の相手が重役であったり顧客のCEOであれば遅刻はしないそうですし、抵抗すれば自分が著しい損害を受けることであれば(例えば校則を守らなければ退学)従うそうです。なんとも合理的ですね。それであれば赤信号をわたったら獄刑という法律をつくあったら信号無視はなくなるのでしょうが、そこまでしないのは赤信号無視という問題が社会的にそこまで重要視されていない、ということなのでしょう。

③ 食事の時間が遅いのは全く他の2つのポイントとは違うのですが、ラテンアメリカでは朝ごはんが9時から10時(会社で食べたりする)、お昼ご飯が1時から3時ぐらい、おやつが5時ごろ、夜ご飯は9時から11時ぐらい、とのことです。ちなみに就寝は12時から1時ぐらい。もちろん幼児がいたら晩御飯を早めて寝かしつける等の微調整はありますが日本人の感覚からすると2時間ぐらい遅い生活をしているイメージですね。食事のタイミングも含めた生活サイクルって面白いですね。スペインのシエスタとかアーミッシュの電気の無い生活とかイスラム教のお祈りの時間とか、色々と国や文化や宗教で異なってきますよね。日本人の生活サイクルって何で今のようなサイクルになったんだろう?

結構長くなってしまい、また思い出しながら欠いているので毎々脈略の無い議論になってしまっていますが、個人的にはかなり新鮮だったので備忘録代わりブログに残してみました。ラテンアメリカのサッカーの強さの裏にもこういう価値観ってあるんですかね?
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by yoshi_525600 | 2010-08-17 23:00 | NYC生活


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