カテゴリ:Wharton MBA( 61 )

敗北から学ぶ自分の課題

本日、僕の所属しているWharton Social Venture FundのLeadership Teamの発表がありました。僕は友人のEllenと一緒にCo-Presidentに立候補していました。結果は残念ながら敗退(涙)。代わりと言ってはなんなんですが組織で恐らく2番目に大事と思われるVC Outreach担当としてExecutive Committeeの一員に任命されました。Co-Presidentに選ばれた二人は人格・実力ともに備わった自分も尊敬出来る2人ですし、任命された役割は今の自分に足りない部分のチャレンジする必要がある自分の成長に繋がる素晴らしい役割なので頑張って行きたいと思います。

さて、今回の件はWhartonに入学して2回目の大きなset backになります。1回目はLeadership Fellowと呼ばれる学年を代表するグループの選考で、こちらもおしくも40人枠まで後一歩のところで落選してしまいました。この件についてはかなり落ち込み数週間引きずっていましたが、色々な人からフィードバックや励ましの言葉をもらい何とか立ち直りました。今回も敗北感はかなり大きかったんですが立ち直りはむしろ早く、自分のどこが至らなかったか自分で考えることが出来ました。これも最初のLFの経験を通じて自分の強みや弱みを見つめなおす機会があったからだと思います。

そこで、このような公共の場で自分の弱みと課題をさらけ出すのは恥ずかしいのですが、自分の思っていることを吐き出す場としてのブログという位置づけに甘えて書き連ねると。。。

- 他人に与える第一印象の著しく改善する。ビジネスでも「エレベーターピッチ」という言葉あるくらい第一印象は大事だと思います。僕はどちらかと時間をかけてじっくりと関係を築いていって自分の評価をしてもらうことを好む傾向があるのですが、今後は与えられた数少ないチャンスで自分の魅力を相手に伝える、そんな努力が必要だと思いました。

- 声を出す。一応これでも日本的思想を持っているため、リーダーシップスタイルも「背中を見て付いて来い」的な部分があり、また自分の貢献やその手法を声に出してチームに伝えることを好まない傾向がありました。しかしアメリカでは包容力がある控えめな人でも声を出します。「口だけの人間」よりも「行動だけの人間」よりも「口と行動が結びついている人間」つまり日本的に言うと「有言実行」が出来る人であることが大事なんだと痛感しました。

- Public Speakingのスキルを身につける。これは技術的な話ではあるものの、上記2点のデリバリーの問題で、人に対しての話しかけ方、自分の思っているメッセージの伝え方等々もっと上達しなければならないと思いました。次元は違えどオバマ大統領も他人が書いたスピーチを読んでいるだけですが、とても引き付けるスピーチをしますよね。皆の前でのスピーチもそうですが、スモールグループや個々のコミュニケーションにおいても技術向上の余地大です。表現力を高めるためにはボキャブラリーを増やすことも重要ですね。

- 人に教える。今まで自分の歩んできた道、経験してきた物事はアメリカのトップビジネススクールにいても決して見劣りしないという自信はこの1年間でやっと掴むことが出来ました。良いリーダーは周りにいる人間を成長させることが出来る人と良く言われますがcoaching、mentoring、teachingをもっと積極的にしていきたいと思います。これはLearning Team 360でのフィードバックでも言われたことです(Learning Teamについてはまた記事を書きたいと思います)。

- 感情を上手に使う。Emotional Intelligenceというのはグループダイナミクス等で良く聞く言葉で2つの意味があります。まずは周りの人が何を考えているか、どう考えているかを察知し対応する能力。もう一つは自分の感情を上手に使って周りの人に影響を与える能力。前者は比較的得意なのですが後者については上記のPublic Speakingと絡めてもっと磨きをかけて行きたいと思います。前WGA会長のShockyouさんはリーダーシップについてinspire→delegate→remindということが必要と仰っていましたがそのinspireの部分に深く関わってくる要素だと思います。

- 押しを強く。今まで課外活動等のリーダーシップポジションに応募した時は「キレイ」に行動し過ぎていた気がします。誰かに強くを自分を進めるようアピールしなかったり、がっつりと根回しすることを恥ずかしがったりという感じです。これは潜在的に負けた時の逃げ道を用意している&泥臭くやることを避けて恰好つけているという本当にしょうもない理由なのではないかと感じました。品を損なわない程度に求める物を得るためには汗をかく、、、これをもっと徹底していく必要があると実感しました。

- 逃げない。今までの傾向として何か上手くいかなかった時にその理由を自分で正当化する傾向がありました。例えばLF落選の際には「アメリカ的リーダーシップが足りなかった」とか「他に落ちた人にも信じられないぐらいQualifyな人がいたからしょうがない」とか「インターナショナルには不利だった」とか、、、まあ言ってしまえば言い訳&自分の慰めですね。この思考回路を大幅に変更出来て自分と向き合うことが出来るようになったのは大きな成長だと実感していますが、これからも挫折は多々あるでしょうからそれに負けずに頑張り続ける必要があります。

リストはまだまだ続きます。。。書き始めるとどんどん自分の至らない点が挙がってきてそれはそれでブルーになってしまいますが、MBAにそもそも何をしに来たのか?(New Daddy in WhartonのYoも同じようなことを書いていましたが)という原点に立ち返って後1年の間に成長出来ればと思っています。
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by yoshi_525600 | 2010-04-17 22:00 | Wharton MBA

Wharton International Culture Show

今週末は風邪でダウンしてました(泣)。Twitterでも愚痴のように呟きましたが、体調を崩すことによる機会費用の大きさを考えると健康でいることが本当に大事だと痛感しました。貴重な友達との交流の機会を少なくとも5つは逃してしまいました。。。

そんな中、Wharton International Culture Show(略してWICS)はしっかりと見に行ってきました。その名の通りWhartonを代表する各国の文化を伝えるパフォーマンスを学生が行う毎年恒例の人気一大イベントです。今年は何とフィラデルフィア・オーケストラの本拠地Kimmel Centerが舞台でした。同イベントのプロデューサー3人のうち2人はJapan Trekにも参加してくれた2年生のAmitとNehaでした。

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さて、このイベントの凄いところは全部で15カ国を代表する20種類のダンス又はボーカルのパフォーマンスがある点です。パフォーマンス数が代表国数に比べて多いのはインドを中心とした幾つかの国が複数のダンスで参加をしているからです。普段は冴えないガリ勉君と思っていた人が誰よりも激しく情熱的に踊っていたり、1人で4つものパフォーマンスに参加している人がいたりと一人ひとりの人間模様も楽しめます。それに加えて必ずしも自分の母国のパフォーマンスに参加を限定する必要はなく、自分の興味がある国の踊り・歌に自由に参加出来るのです。この当たりのフレキシビリティは国際交流という観点からもとても重要で、まさに異文化コミュニケーション(古いですね)の場が用意されている感じです。後、学生が参加せずパートナーだけが参加するパターンも結構あり、それがまた素敵です。

さて、個人的なハイライトは以下の通りです。

- Japan Clubによる和太鼓。WICSの最初のパフォーマンスということで貫録があって良かったです。鬼キャプテンのしごきを乗り越えただけあります(笑)
- Latin America Salsa。2年生の日本人のMacさんが今まで見たことのない笑顔と腰の切れを披露されていました。素敵すぎでした。
- インドのBhangra。熾烈なオーディションを勝ち抜いて出演されていた2年生のMayuさんは輝いていました。Welcome Weekendで踊ることが出来る2つのチームのうち1つのチームです(もう1つは韓国)。
- African Dance。我がLTチームメートのMa'jの美しい歌声に感動。他にもCohortから3名ダンスに参加していてとても良かったです。
- Country Line Dance。今年から初登場のアメリカのテキサスの踊り。アメリカ人よりアメリカ人っぽい日本人1年生&パートナーが計3名出演。かっこいい&可愛かったです。
- Bateria。ブラジルの打楽器の演奏。これ来年やりたいなー。。。こちらも例年通りであればWelcome Weekendで演奏されるはずです。

他にもThe ALFEEの桜井さんそっくりの人が韓国のバラードを歌っていたり、セクシーなBelly Danceが披露されていたり(日本人パートナーのMさん、来年いかがですか?)、と本当に盛り沢山でした。Afterパーティーとかすごく楽しそうだったのに参加できずに本当に悲しかったですが(くすん)、来年はWICSの企画・運営にも関わってみたいと思わせる素敵なパフォーマンスでした。
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by yoshi_525600 | 2010-04-11 16:00 | Wharton MBA

Wacky Ideaを実現して世界を変えよう!

お気に入りの授業(Haitiのプレゼンをした授業)の新しい課題は世界を変える「頭がおかしいんじゃないか(wacky)」と言われるようなアイディアをブレインストームして、そのうちの1つをどう世界に導入するか本気で考えることです。国境の排除、世界政府の設立、英語で無い統一言語の習得の義務化等、色々なアイディが飛び交いましたが最後まで残ったのが以下の7つです。

① 大統領や政府の要人は必ず12-16歳の子供とペアで業務を行うという規則の制定
② 税金の一部をお金でなく労働で支払う制度の設計
③ 道徳通貨の導入(Moral Currencyの訳です。ちょっとおかしいかな?)
④ 非営利用の取引所を設立
⑤ リサイクルの完全義務化
⑥ 学生による学生のための教育
⑦ 医療・食料等の無料提供

このブレインストーミングをする際のポイントは、実現可能性等について一切考えないこと、今の世界の枠組みを必ずしも前提しないこと、です。擦れた大人になると新しいアイディアを聞いた際に最初に「何故それが実現出来ないか」とか「何故そのアイディアはおかしいのか」といった批判・批評のアプローチで入ることがとても多くなります。それは自分達の思考の範囲を狭めていることに他ならないわけです。昨日の想像力が大事という点にもつながりますね。インターネットの誕生などはまさに実現性に囚われることなく、既存の枠組みを飛び越えた創造だと言えますよね。

ちょっとコンテキストは違いますが最近Whartonで行ったグループワークでも「出来ることをする」というメンタリティの人が多い中「正しいことをする」そして「それをどうやって達成するか」というものの考え方を主張する難しさを経験しました。前職の経験からもクリエイティブな人やプロフェッショナルな人は漏れなく「何をするべきか」というところから議論がスタートする気がします。

話が逸れてしまいましたが、上記のトピックでチームに分かれた後はどうやってこれらのアイディアを実現するかを本気で議論します。政府を巻き込むべきだ、第4セクターの組織を設立すべきだ、このデメリットにはこうやって対処しよう等これまた色々なアイディアが出てきます。批判的な意見を言うのも全てその解決策を議論するためであって、そのアイディアを放棄するためではないため、とても前向きで建設的な議論が行われます。また様々なバックグランドの人がユニークな知識や経験を持ち寄るため議論に参加しているだけで新たな学びが沢山あります。

普段の仕事にもこのメンタリティを導入出来れば生産性がすごく上がるのではないかと気付かされました。さて、来週までに「税金の一部を労働で支払う制度」の導入方法がどのような形で誕生するか、またご報告したいと思います。
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by yoshi_525600 | 2010-04-08 18:00 | Wharton MBA

What matters most to you, and why?

What matters most to you, and why? と言うのはビジネススクールの受験生が頭を悩ます、Stanford GSBのエッセイの質問です。早いもので1年以上前のことになりますが、僕もこの質問に悪戦苦闘したのを良く覚えています。あの頃は何とかアイディアを捻り出した、という状況だったのですが留学生活ももう少しで1年終了という今、もう一度この質問について考えてみました。すると驚くことに簡単に今の自分にとって大事なことが頭に浮かんできました。その答えは。。。

Imagination (想像力)

エッセイを書くつもりではないので詳細は割愛しますが僕にとってImaginationが重要な理由は「想像力がないと自分の価値観や視点からしか物事を見ることが出来ない」からです。これには色々なニュアンスがあって、人の痛みを想像する、人の行動の理由を想像する、既存の枠組みを超えた解決策を想像する、明るい未来を想像する、自分と違うものの論理を想像する、と挙げていくとキリがありませんが、一個人としてとても大事なことだと思っています。

このものの考え方はWhartonで学んだことの影響がとても大きいことは間違いありません。もう1年たって卒業を前にした時にどんなことを大切に思っているのか「想像」してみると、個人的にとても楽しみです。
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by yoshi_525600 | 2010-04-07 18:00 | Wharton MBA

アメリカの医療制度

(注:下記の内容の正確性は一切保障できません。。。ご了承ください。)

情けない書きだしの本日のエントリーは完全に勉強のメモ(備忘録)です。間違っているところも多々あると思うのでご指摘大歓迎です。製薬業界に元々興味があり、アメリカを中心とした医療業界の概要を総括する選択科目を履修しているのですが、全く未知の分野なので悪戦苦闘しています(涙)どうかこれでWhartonってレベル低!と思わないでくださいね(レベルが低いのは僕個人だけなので(汗))。あと英語の後の和訳も僕自身の勉強のためのものです。。。

まずアメリカの医療制度を説明にするに当たってInpatient Care(入院患者治療)とOutpatient Care(外来患者治療)の2つを分けて考えることが必要。それを踏まえた上で患者がDispense(投薬)されるチャネルは大きく分けて3つある。

①Retail Channel(小売チャネル):Outpatientが対象で病院を訪問後にPhysician(医師)からPrescription(処方箋)を受け取りPharmacy(薬局)で患者が薬を購入するルート
②Physician Channel(医師チャネル):Outpatientが対象で特にBiologics(生物製剤)で良く見られる。医師のオフィスで医師によってその場で患者に投薬するルート
③Hospital Channel(病院チャネル):Inpatientが対象で入院した際の投薬されるルート。保険の観点では医療機器もこのチャネルに属する

国民保険については主に65歳以上の人を対象としたMedicareと主に低所得でかつ働くことが出来ない(障害がある、シングルペアレント等)人を対象にしたMedicaidがある。その他の人は企業等を通じて民間の保険に加入している(AetnaとかCignaとか)。ちなみに保険にかかっていない人は16%程度とのこと。ちなみにMedicareのPart A、B、C、Dと言う4つの条項はそれぞれ上記の①-③をどのカバレッジを対象しているかを定義しているらしい(ちなみにMedicare Cはちょっと違うとのこと)。

他にも保険のアドミを担うPharmacy Benefit Managers(PBM)やPrescription Drug Plan(PDP)等の組織の役割、ジェネリックの話、保険のカバレッジの範囲の話等、色々と教わったのですがすぐに忘れてしまいそうなので、教科書をしっかり読んで正しい知識をつけようと思います。

もしアメリカの医療制度について「理解しやすく」説明しているサイトがあればぜひご教示下さい。
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by yoshi_525600 | 2010-04-06 11:00 | Wharton MBA

ユーモアのセンス

4月1日に先生から以下のメールが届きました。

Hello,

Due to poor overall class attendance yesterday on HP case, I decided to add another assignment involving short exercise related to the case. This is an opportunity to increase your class participation grade. Please submit the write-up by email or place a paper copy into my mailbox no later than the end of the day today (timing IS VERY important). Please do not exceed the allotted space limit. You can use Excel/calculators/textbook. No collaboration is allowed on this exercise.

Best,
XXXXX

いやー心臓止まりましたね。この日はすごく忙しくて予定もいっぱいだったのに午後になってこのメール。。。そして課題のファイル"Case Exercise.pdf"を開くと。。。

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素敵すぎです。
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by yoshi_525600 | 2010-04-02 16:00 | Wharton MBA

Q4の時間割

そう言えばQ4の時間割の書いていなかったことを思い出したので早速ご報告です。Q4はQ3から継続して履修しているElectiveはそのままなので、Core 2つとElective 1つがCore3つ(太字)に入れ替わっただけです。


月曜日
09:00-10:30 Global Strategic Management (Core)
13:30-15:00 Operations Management ll: Supply Chain Management (Core)
15:00-16:30 Pharmaceutical, Biotech, Medical Device Industries (Elective)

火曜日
13:30-15:00 Marketing Management ll: Marketing Strategy (Core)
16:30-18:00 Social Impact & Responsibility (Elective)

水曜日
09:00-10:30 Global Strategic Management (Core)
13:30-15:00 Operations Management ll: Supply Chain Management (Core)
15:00-16:30 Pharmaceutical, Biotech, Medical Device Industries (Elective)
16:30-20:30 The New Leadership Frontier (Non-Wharton Class)

木曜日
13:30-15:00 Marketing Management ll: Marketing Strategy (Core)


Global Strategic Managementは陽気で教育熱心なブラジル人教授が教える文字通り企業のグローバル戦略の授業。カルフォニア・ワインのRobert Mondaviや時計メーカーのSwatchのケース等を早速議論しました。Q2の競争戦略の授業もそうですが、フレームワークを勉強し、それを実際に起きた事例に適用するという形式の授業は結構好きみたいです。授業の前日の夜10時までに毎回小クイズを回答する必要があるのが結構大変ですが。

Operation Management llは嫌いです。Coreで3つ目のオペレーションですがひたすら細かい数字の計算で何が面白いか理解できません。。。しかし何でCoreに3つもオペレーション授業があるんだ!?教授はロシアなまりが強く、見た目はオタクっぽく、むっちりした服装をしている不思議さんです。でも授業の進め方は上手いと思います。ただ内容に全く興味を持ていない。。。口癖は"Questions? Complaints?"これも修行(勉強)と耐えて頑張りたいと思います。

Marketing Management llはノリノリの黒人先生が教えるシミュレーションを中心としたちょっと変わった授業です。Q3では一緒に作業をすることが少なかったLearning Teamと再びがっつりとシミュレーションをすることになります。シミュレーションの内容はまだ始まっていないこともあり詳しく説明するほど知識がないのですが、激死するチームが続出する破壊力のある授業のようなのでチームメンバーとしっかり話して要領よくこなしたいと思います。
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by yoshi_525600 | 2010-03-28 23:00 | Wharton MBA

Mobile Internetのカリスマ

さっそく書き留めて置きたいことがたまってきています。1日に1つ以上、学びや気付き、想い出になるイベントがあるこの生活をもっと大事にしなければと思う今日この頃。。。もっと真面目にブログをつけておけば良かったなと改めて反省しています。

さて、本題ですが昨日現慶應義塾大学教授、元NTTドコモ役員でありWhartonの大先輩でもある夏野さんの講演会に出席してきました。ご存じの方も多いと思いますが夏野さんはi-modeを事業化されたモバイル業界におけるカリスマです。モバイル・インターネットの将来やキャリア、セットメーカー、コンテンツ・プロバイダー、インターネット企業等のそれぞれのビジネスモデルについて色々と考えさせられる良い講演だったと思います。そんな中、講演の内容と直接的に関係ないところで気付いた点が2つあります。

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1つ目は自分の視点はやはり「ビジネス」なんだということ。夏野さんのお話を聞いている時は常に事業モデルとか、マネジメントとか、付加価値とか、利益とかそういうところに着目しながら話を聞いてました。一方でパートナーで(奥様)で参加されたいた数名の視点は「消費者、ユーザー」であり、同じ講演を聞いていたにも関わらず感想が随分違ったことにハッとさせられました。ロースクールの方は「法規制」、技術者の方は「テクノロジー」、公共政策学校の方は「開発」といった形でそれぞれのフィルタを通して話を聞いていたのでしょう。少しでも多くのフィルタを身につけて物の見方を多様化させたいものです。

2つ目はビジネスリーダーとしての存在感の構成要素。当然それぞれのビジネスリーダーに個性があるので皆さん同じ要素を持っているわけではないのだと思いますが、夏野さんの講演を聞いていて感じたのは

① 実績 Track Record
② 知識 Knowledge
③ 自信 Confidence
④ ビジョン Vision
⑤ 情熱 Passion

の5項目でした。これから他のビジネスリーダーの講演中もどんな要素が顕著かを観察していきたいと思います。意外と共通項目が多いのじゃないかと思いはじめています。
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by yoshi_525600 | 2010-03-26 23:00 | Wharton MBA

One for All & All for One

「一人は皆の為に、皆は一人の為に」は三銃士の中に出てくる有名な言葉ですが、自分は多くの人の支えがあって初めて生きていけているということを新たな視点で気付かせられたので共有したいと思います。

朝起きたら僕はまず朝食をとります。例えばある日の朝食が食パンのトーストにバターとイチゴのジャム、スクランブルエッグ、ベーコンに簡単なサラダ、そしてコーヒーとオレンジジュース、だったとしましょう。

ここで考えます。これらの食材、調理器具、食器が無ければ僕は朝食をとることが出来ません。

食材をとってみれば、原材料を生産している人(小麦粉、卵、コーヒー豆、野菜等)、加工して商品をつくっている人(パン、ケチャップ、ジャム、ジュース等)、販売している人(スーパー、コンビニ等)、インフラを建築している人(お店、道路等)が必要不可欠な要素の例として挙げられます。

続いて原材料のコーヒー豆をとってみましょう。まず畑が必要です。次に畑を耕す道具が必要です。もちろん農民も必要です。更に肥料や水も必要でしょう。収穫したらそれを郵送する手段も必要ですね。

農民が生きていくには何が必要でしょうか?最低でも衣食住が必要です。

もうなんとなく言いたいことは理解して頂けたのではないかと思います。例として単純化していますがこの理屈で自分の1日の生活を振り返ってみると(本気でやると1日以上の時間がかかると思いますが)、世界中の一人一人がいるから、むしろいるおかげで、自分が生活出来ていることが分かるでしょう。日本人やアメリカ人もいればアフリカ人や東南アジアの人もいます。男性もいれば女性もいます。子供も大人もいます。逆に言うと自分の活動も世界中の人々になんらかの影響を与えているとも言えるでしょう。

これを理解することが実生活にどのように役にたつのか?と言われたら答えるのに困ってしまいますが、このようなものの考え方出来るようになったこともMBA留学の価値の一つなのかなと思います。(厳密にはSocial Policy & Practice Schoolの授業で気付かされたことですが)この考え方は本当に当たり前のことを言っているだけなんですが、こういうものの見方の中に、世界をより良くするヒントがあったりするのではないかと思ったもします。
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by yoshi_525600 | 2010-03-25 19:00 | Wharton MBA

Small Group Workshopに参加して

今週末のPhillyは最高の天気に恵まれました。そんな中、25人の他の1年生と共に週末3日間連続で9-17時の間キャンパスの小さな会議室に缶詰めになってLeadershipとGroup Dynamicsについて学ぶSmall Group Workshopに参加してきました。このWorkshopに将来参加する人もいるかも知れないので内容についてはあまり多くは語れないのですが、今まで経験したどんな学習経験とも異なる不思議な体験でした。

このWorkshopは所謂Experiential Learningでした。なので先生と生徒という人間関係や力関係が存在せず、学びの多くは13人の同期から得るものになります(26人を2つのグループにわけたので)。序盤から中盤はこの経験を通じて結果的に何を学ぶかがあまりに不透明なため不安になることもありました。また、26人のうち1人は学びが無いと2日目の途中で脱退してしまいました。。。但し結果として個人的には多くの学びがあったと感じていますし、この経験からの学びはこれから将来にわたってじわじわと実感出来るのではないかとおぼろげながら感じています。

ここからは学んだこと・得たものに関する備忘録です。一見当たり前のことが多いのですがチーム形成やリーダーシップの観点から考えると色々と目から鱗でした。

① 人は皆、他人の行動を通じて自分の価値観を見つめている。例えば体の大きなアメリカ人男性がグループの中であまり発言しないのを見て意外と思うのは、アメリカ人男性がアグレッシブと考えている自分の価値観があるから。人種・性別・容姿等がこの対象となりやすい
② チームのカルチャーはチーム形成の初期のチームメンバーの言動に大きく左右される。例えば自己紹介のフェーズで自分の弱み等について積極的にさらけ出すメンバーがいることで「このチームの中では構えなくても良いのではないか」という考えが皆の頭に浮かび、よりオープンなカルチャーが形成される
③ 同じ事象・言動に対する反応は人によって大きく違う。例えば会話の途中の沈黙を落ち着かない・不安と感じる人もいれば気にならない人もいる。
④ リーダーシップのスタイルは一つではない。例えば発言回数が極端に少ない人でも存在感を発揮してその場でリーダーになることがある
⑤ 自分が所属するチームのカルチャーと自分の性格は大きく異なることがある。例えば個人としては議論好きでアグレッシブにも関わらず、その個人が所属するチームはとても穏やかなカルチャーである
⑥ ただ忘れてはいけないのはその穏やかなカルチャーを醸成にアグレッシブな個人の存在が貢献・影響している。従って個人の性格とチームのカルチャーが異なるにも関わらず個人にとってチームは居心地が良い
⑦ もうひとつの例としてアメリカ的、日本的とリーダーシップをカテゴリー化しがちだったけどアメリカ人が比較的多かった自分のいたチームがとても日本的な文化を持っていた(そもそもアメリカ的、日本的とは?という議論は置いておいて一般的な考え方において)
⑧ チームの形成については色々な理論があり、今回のworkshopに参加した2つのチームも例外なく理論に沿う形でチームを形成していった。従ってこのようなトピックでも理論について学ぶ意義は多分にある
⑨ リーダーシップ、権力、コントロール(支配)は異なるニュアンスを持っている。権力を持っている人がリーダーとは限らないし、特に何もコントロールしないでもリーダーになれる
⑩ 権力に対する考え方が人によって大きく異なる。そもそも何を権力と感じるか、権力に対してどう接するか、権力をもった者に対して反感を抱いた時にどう行動するか、色々な価値観がある
⑪ 何か明確な目標がないと不安になる人が多い。例えば今回のWorkshopでは目的・目標をひたすら追求する人が多くいた。
⑫ 異なるカルチャーの2つのチームの個人が共同で作業すると自分の所属するチームのカルチャーを担って発言・行動する。とても面白かったのが、個人としては比較的アグレッシブな人が穏やかなカルチャーを醸成したチームに所属していて、別のアグレッシブなチームとの共同作業があった時には、穏やかなカルチャーを持って作業に挑んでいた
⑬ カルチャーはとてもパワフル。わずか20時間一緒にいたチームにも関わらず自分たちのカルチャーに対する帰属意識はとても強かった。例えば別のチームから自分の所属するチームのカルチャーに対する攻撃的なコメントがあった時には皆、弁護する立場に回った
⑭ 自分のカルチャー・価値観から異なったものに対しては批判的になることが多い。これは個人によるところも大きいのかも知れないが、自分の常識では理解できないこと、特にそれが自分の常識に疑問を呈するものであると、「拒否・反発」の感情が表れる
⑮ これらの話は全てright or wrong、better or worseで評価すべきではなくdifferentと理解すべきものだ。ただ白黒つけるべき、とのカルチャーで育った人にとってはright or wrongで評価すべきものになるので、僕のこの意見も自分が経験したカルチャーによって大きなバイアスがかかっている
⑯ 生い立ちが個人の価値観に与える影響は想像通り大きい。親との関係、兄弟・姉妹の構成等は研究である程度の実証されている通り個人の価値観に影響を及ぼしている
⑰ チームのダイナミックスにはどのようなプロセスが大きな影響を与える。例えば議論の仕方をひとつ取ってみても、チームとして「話している人が話し終わってから次の人は話しましょう」というプロセスを確立するチームもあればプロセスを確立しないチームもあり、当然それぞれ違ったカルチャーを構築していく

もっと多くの発見があった気がするので、今後も思い出したら追記していきたいと思います。このWorkshopに臨む前に言われたこととして、「このworkshopでの経験やtakeawayは参加していない人には理解出来ないだろうし、説明しても理解させるのは困難」と「この経験は3日間、チームメンバーと一緒にいる時間だけで完結するものではない」ということでした。なので、上記の備忘録が意味不明だったとしてもご容赦下さい。上記に加えて僕自身のこととしてメモして置きたいのは

① 自分のスタイルはそれなりに評価されるしappreciateされるという実感を持てたし、それが自信にもつながっていくと思う
② 自分の中にも状況に応じて異なったリーダーシップスタイルが存在していることに気付いた
③ 自分がどのような事象に対して、どのように反応する人間なのかを再確認できたし、その反応自体が自分がどのような価値観を持っているか、というこをと気付かせてくれた
④ 上記の細かいことを自分がリーダーになった時に、新たなチームの一員となった時にどう生かしていくかが今後の課題

あとこのworkshopの一貫として12 Angry Menという映画を見ました。グループダイナミックスやネゴシエーションの授業で良く見る映画らしいのですがとても面白かったです。教材としても秀逸ですが映画としてもクオリティが高いと感じました。

今日はworkshopの興奮が冷めないうちにと沢山書きましたが、今後は例え短くとも気付いたことはしっかりと忘れないように記していければと思います。
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by yoshi_525600 | 2010-03-21 22:00 | Wharton MBA


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