カテゴリ:キャリア/就活( 5 )

優柔不断くんのサマーインターン向け就職活動を振り返る(採用ルート編)

リクルーティング話の続きです。日本人が就職活動をするにあたっては大きく分けて以下の3つの採用ルートがあります。当たり前のことが殆どで、改めてブログに記すまでもない事ですが、念のため基礎知識としてご紹介します。

① オン・キャンパス:学校のキャリア系のホームページ等に求人情報が掲載され、企業側も学校のキャンパスまでInformation SessionやInterviewのために足を運んでくれるパターンです。投資銀行、コンサルティング、大手事業会社で毎年定期的に採用を行っている所謂Structured Programがある会社の多くが対象となります。例えInfo SessionやInterviewをキャンパスで行わなくても求人情報を学校のホームページに乗せている会社は広義の意味でオン・キャンパスと言う括りになっています。

② オフ・キャンパス:①以外。つまり自分でネットワーキングをして、会社訪問をして、情報収集をして、応募する就職活動です。一番の王道は自分の学校のOB/OGネットワークを掘り起こしていく活動です。他にも興味のある分野のConference等のイベントに参加したりCold Call(これは少数ですが)したりと地道に活動してく必要があります。オフキャンパスの場合は「採用する気があるし、実績もあるけど大々的には採用活動をしない」という会社と「採用なんて考えていないけど優秀な人がドアを叩くのであれば検討してみよう」という2種類の会社が対象になります。中には当然門前払いなんてこともあります。

③ ボストン・キャリア・フォーラム(BCF):これはオフ・キャンパスの1種ですが日本での就職を希望される方にとってはあまりにも重要なイベントなので別枠で触れたいと思います。簡単に言うと東京国際フォーラムのような大きな会場に海外で学ぶ日本人学生(大学院生)および日本で働くことを希望している日本人以外の学生の採用をするために100社以上の企業が一堂に会するイベントです。学部生も対象なので参加者数も多く、会場は異様な雰囲気に包まれます。ただ外資系投資銀行やコンサルティング会社の多くはここでオファーを出すのも事実なので1年目と2年目の間の夏のインターン獲得を狙う人は留学前からBCFでのオファー獲得に向けて準備をします。

上記3つのプールに入っていないものとしてよくある質問にあがるのは「ヘッドハンターってMBAの採用活動では使わないのですか」というものです。これは特殊なケースを除いては殆ど無いというのが結論だと思います。もちろん情報交換等のためにヘッドハンターと話をするのは有意義ですが、ヘッドハンターが求めている人材は原則として即戦力なので「元バンカーがMBAで一休みしてPEへ転職」と言ったケースを除けば採用ルートとしてはあまり役に立たないのではないかと思います(勘違いだったら申し訳ないです。)

また食事のブログを挟んで次回は自分の就職活動体験記について書ければと思っています。
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by yoshi_525600 | 2010-08-30 18:00 | キャリア/就活

優柔不断くんのサマーインターン向け就職活動を振り返る(心構え編)

今からMBA留学をする人(特に私費の人)にとって一番気になるのは就職活動のことではないでしょうか?なので僕の紆余曲折、優柔不断な就職活動を反面教師としてもらうため、そして本就職活動のための戒めとするために思い出しながら色々と書いていきたいと思います。ついこの前は夏休みに会った人シリーズを書くといっていながら止まってますが、書きたいことを書くのが一番!ということでマイペースでやって行きたいと思います。

具体的な就職活動のプロセスに入る前に就職活動をする際に考えていた事を羅列してみますね。あまり整理されてないので分かり辛いと思いますがご容赦下さい。

① 夏休みの位置付け:夏休みは何のためにあるのでしょうか?人生最後の夏休みなので妻と2人で旅行三昧したい!という誘惑は正直かなり大きかったです。1年目が終わった5月末にはJapan Trekの次に人気があるIsrael Trekもあったし(実際これにはデポジットも払ってサインアップしました)INSEADへの交換留学をしてその後ヨーロッパ横断旅行をした話を先輩に聞いているとすごく心が揺れました、、、Whartonは夏休みがとても長くて約18週間あります(8週間のタイポじゃありません。本当に18です。)そのうち何週間をインターンに割くべきか?そしてそのためにインターンを幾つするべきか?といったことを考える必要がったのです。ただその答えはインターンを可能な限りすると決めた後は、下記の通りオファーがあるかないか次第なのでした。

② 日本ベースの就職活動をするか:これもまた悩ましい問題で、理想は海外。。。でも海外でインターンのオファーが1つも出なかったら本就職に響くのではないか、、、という恐怖から海外本社のグローバル展開している事業会社のファイナンスまたは事業企画・開発は絞り込んで受けてみようと決めました(結局応募したのは2社だけ。。。)ここが決まると上記①の答えは以下の選択肢の中から決まってきます(希望する順番)

A) 先に海外の希望するポジションでのインターンを獲得→インターンは1つ
B) 先に日本のインターンが決まった後に海外のインターンが決まる→インターン2つ
C) 先に日本のインターンが決まるが、海外のインターンは決まらず→インターン1つ
D) インターンがどこにも決まらない→インターン0

③ インターンの位置付け:日本外で就職をしたい!というのは僕が留学をする時に強く思っていたことで、今も思っていることです。そんな中、インターンをフルタイムオファーをもらうためにするのか、自分の興味のある分野に身を置いて経験値を積むためにするのか、悩みました。ただ残念ながら僕のが志望している業種は大量採用を行って、夏の終わりにはオファーを出し始める戦略コンサルや投資銀行ではなかったので、両方をターゲットにしながら就職活動を進めざる終えませんでした。

④ そもそも業界をどう絞るか:僕の興味のあるSocial Financeの業界はまだ未発達です。面白い仕事が出来て良い経験を積めるかも知れないものの、家族との生活の観点から本当にフルタイムの就職先として検討するだろうか?という疑問が常に頭の片隅にありました。一方でインターンを経験を積むために行うのであれば(上記の質問ですね)NPOで働くのは自分にとっては最高の選択肢となります。また業界を絞り込みすぎると応募できる会社が少なすぎて自分の首を絞めることになってしまいます。そこで僕は「事業会社」の「ファイナンス」または「事業企画・事業開発」と「NPO」を自分のターゲットにしました。実際には浮気をしていくつか金融関連も受けちゃいましたが。。。

結局、グローバル企業の日本拠点の新規事業開発業務8週間、アメリカのNPOで7週間と夏休みの自由な時間がもっとも少なくなるBに決まってしまったのでした。次回は具体的な活動内容の振り返りと反省です(ほとんど反省です)。。。
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by yoshi_525600 | 2010-08-25 20:00 | キャリア/就活

中小企業の支援を通じて経済発展に貢献する事業モデル

たまにはインターンのことを書いてみようかなと思います。この夏は2つインターンをしているのですが、そのうちの1つがニューヨークにHQを持つEndeavorというNPOです。社会起業に興味がある人はご存じかも知れませんが、そうで無い人のためにも今日は簡単に組織の紹介と宣伝をしたいと思います。

Endeavorの創業者Linda Rottenbergは日本の社会起業に興味を持つ人は必ず読んでいるであろう名著「チェンジメーカー」(写真ご参照)でソーシャル・アントレプレナーシップの父と呼ばれるAshokaの創設者Bill Draytonの次に掲載されています。

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Endeavorの思想は極めて単純で「国の経済の発展には中小規模の成長が不可欠なのだから、中小企業の起業家の支援を通じて発展途上国の経済発展に貢献する」というものです。これは極めて合理的な考え方で日本でも企業数ベースでは99%が中小企業ですし、従業員ベースでは70%、売上高で見ても中小企業が50%近くを占めます。ですので、より経済が発展しない国ではこの比率はもっと高いことが想像されます。

そんな中小企業のHigh-Impact Entrepreneurに対して、飛躍的成長を遂げるために必要なソフト面でのサポートを提供するのがEndeavorです。これらの起業家が成功をすると膨大な雇用が生まれ経済を活性化させます。なお、主なサポート内容としてはMentoringとNetworkの提供です。この事業モデルを「フラット化する世界」の著者Thomas Friedmanは「Mentor Capital」と呼び「the best anti-poverty program of all」と評価しています。

そんな組織で僕が今所属しているのはEndeavorとしての新たな取り組みである「資金調達の準備をするためのサポート」を提供するチームです。チームは僕よりも4歳ぐらい若いディレクター(正社員)とGoldman Sachs Fellow(投資銀行のGSが選抜された従業員を1年NPOに派遣する制度)1名とHBS Fellow(HBSを卒業した後に1年間NPOで働く制度)1名とインターン7名という、小さな組織です。

具体的な仕事内容は次回に!
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by yoshi_525600 | 2010-08-08 23:00 | キャリア/就活

草食系のネットワーキングにおける心構え

昨日の続きですが、ネットワーキングを通じた個人との関係構築が極めて重要な欧米社会(日本もですが)で効果的にネットワーキングをする上で求められる要素というのは何なのか?ということについて個人の経験も踏まえて書き連ねて行きたいと思います。当たり前のことばかりですが、羊さん的には意外と躊躇・見落としがちなポイントなんですよね。特に①とか④とか。

① 会うか会わないかは相手が判断するのでアプローチはためらうことなく積極的にするべき

良くある間違った考え方として「相手が忙しそうな時期だな」とか「かなり年配の人だから僕みたいな若造が連絡しても相手にしてくれないだろうな」とか「この人の会社、採用してないから向こうも会う理由ないよな」といった理由で自らアプローチを断念するケースです。アプローチした相手が僕と会うかどうかはその相手が決める話であり、僕自身がいくら考えても正しい答えにはたどり着けません。むしろ理由をつけてアプローチしなかった相手と会える可能性は0%です。よほど無礼な形でアプローチをしない限りはアプローチをした行為だけで自分の評判が傷つくこともありません。お昼寝もいいですが積極的にアプローチしましょー。

② 一方で、アプローチをして電話会議なりミーティングをお願いする時には相手の気持ちを考えた礼儀正しい対応が当然必要

これはごくごく当たり前ですがネットワーキングはプロフェッショナル・ビジネスパーソン(適切な日本語が思いつきませんでした)の活動です。メールの書き方でも電話の受け答えでもちゃんと礼儀正しく、お行儀よくする必要があります。一方で、日本的な気の使い方(名刺を渡すときの姿勢等)は必要ありませんし、必要以上に行間を読む必要もありません(欧米の人は基本的にダイレクトですからね)。自分がアプローチされる側になった時のことを考えて、どういう風にアプローチされたら好感をもつか考えればOKだと思います。羊さんが好感を持つアプローチであれば狼さんたちにもきっと伝わるはずです。

③ 自分がなぜアプローチしているのか、打ち合わせから何を得たいのかをなるべく具体的に準備するべき

アポを取りつけたら次はミーティング・電話会議の準備です。この時に一番大事なのは打ち合わせの時に自分が伝えたいこと、相手から聞きたいこと、そして最終的に何を得たいか?を明確にし、特に聞きたいことについては事前に相手に伝えることです。このようなミーティングをこころよく受けてくれる人は大抵、サービス精神が旺盛で色々と伝えたい、教えたいと思っている人が多いと思います。なので上手くミーティングの限れた時間を計画しないと肝心の目的が達成できずに終わってしまい、不完全燃焼に陥ってしまいますので要注意です。羊さん的には「あー楽しかった」で終わって満足しがちですよね。

④ 自分を売り込んで、次に会うべき人を紹介してもらう

羊さんはあまり親しくない相手にものを頼むのが苦手な傾向があります。自分が図々しいと思うことを実行するのを嫌いがちなので営業には向かないかも知れませんね(もちろん皆が皆そうではありませんが)。ただネットワーキングを通じたrelationship buildingはまずは自分をアプローチした相手に売って、さらにその人の知人・友人にも勧めてもらうのですから、自分という商品の営業活動と言えます。となると受け身で時間をかけたら羊さんの良さを理解してもらえるという態度ではダメですよね、、、そして自分を上手に売った対価が次に会うべき人の紹介です。こうして、ネットワークが少しづつ広がっていくのです!

⑤ 打ち合わせが終わったとの御礼と時間がたった後のフォローアップを忘れない

欧米でも御礼メールは必須です。実は僕はこのことをMBA受験で教わりました。インタビューの後には面接官にThank Youメールを送るのが礼儀だとは受験開始時は知りませんでした。よくよく考えると当たり前のことですよね。ここまでは羊さんも抵抗無く出来ると思いますが、大事なのはその後の時間があいた後のフォローアップです。アプローチを受けた人からすると自分の話が役に立ったのか、その後の就職活動が上手く言っているのか気になると思います。報告があれば嬉しくないはずはありません。またアプローチをしている側にとってもrelationshipを深める良い機会です。フォローアップは忘れずにしましょう!

以上、書きながらどれも当たり前のことだなーと思いながら、当たり前のことを当たり前に実践することが何よりも大事だと改めて気付かされました。欧米でネットワーキングということ構えがちですが、実は羊さんも心の持ち方一つで苦なく出来ることだと思いますので、ぜひ優秀な草食系の皆さんにも世界に飛び込んで頂きたいと思います!
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by yoshi_525600 | 2010-06-16 23:00 | キャリア/就活

草食系の考えるアメリカのネットワーキング

自称「羊型草食系」の私は基本的にムシャムシャと草を食べて、スヤスヤとお昼寝をするのが好きなのですが、やはりビジネススクールに通っているとある程度自分から積極的に動かないと得れるものも少なくなってしまうのは今までのエントリーからもお分かり頂けると思います。そんな中で特に羊さんの課題となるのはネットワーキングです。。。

MBAを何で取りに行くのか?という質問に対してネットワークを築きに!と答える人は結構大勢いると思います。この場合はネットワーク=友人作り、という側面が強い場合が多いのですが、中には同級生の枠を飛び越えたネットワーキング(教授や卒業生の学校関係者に加えて自分が興味がある分野の専門家等)を実行している人もいます。また、学校の就職活動に関連するセミナー等に出席すると口を酸っぱくして言われるのはネットワーキングが如何に大事かという点です。ここまででネットワークやネットワーキングという言葉を連発してきましたが、非常に分かりづらい言葉ですよね。何を持ってネットワークと呼ぶのか?どこま親しくなったら自分のネットワークの一員になるのか?定義は人それぞれでしょうが、個人的にはネットワークという言葉に囚われず活動の本質を表しているより適切な表現はRelationship Buildingだと思います。

アメリカで就職活動をして一番感じたのは日本の大学の就職活動同様にOB/OG訪問をしたり、リクルーティング・イベントのレセプションで自分を売り込んだり、名刺をもらったらその日のうちに御礼のメールを書いたり等の約束ごとが多く存在することです。ただし、ビジネススクールにおいて一番違うのは(これは日米の違いというより新卒・MBA卒の違いの方が大きいかも知れませんが)その形式的なやりとりからもう一歩踏み込んだ関係構築が普通に求められている点です。加えてネットワーキングの受け手(会社の人であったり)もそのような積極的な関係構築活動を学生に対して自ら実施しています。数年たったら自分を採用する側に回っているかも知れない、という打算的な考えもゼロではないと思いますが、何より優秀な人との関係構築はその場の損得勘定を抜きにして貴重な財産になるからでしょう。相手を後輩、将来の部下と見ず、一人の独立したビジネス・パーソンとして評価しているからなのではないかと思います(これは年功序列的な考え方をしているとあり得ない発想ですよね)。

ということで一般的に日本は人間関係重視で、欧米はドライだと言われますが僕の印象は欧米(少なくともアメリカ)は日本と同等かそれ以上にウェットな人間関係が重視される俗人的な社会であるという点です。所謂コネという言葉はありませんが、実体としてコネもleveraged my relationship(connection)という言い方をされて一般的に見られます。そしてその人間関係構築のプロセスにおいては今までのブログで書いてきたような能動的な活動を実践する必要があります。多少なりとも図々しく相手にアプローチをして自分が良く見えるようにプレゼンすることによって、相手に自分はその人の貴重な時間を割く価値のある人間だと思ってもらわなくてはなりません。残念ながら羊さん的には勉強でも仕事でもいいので何か作業を一緒にしてそのこでの働きっぷりを評価してもらいながら中長期的に関係構築出来れば良いのになーと思ってしまうですが、ここは狼の皮を被って頑張る必要があります。

長くなってきたので具体的な心構え、対策はまた次回。。。
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by yoshi_525600 | 2010-06-15 22:00 | キャリア/就活


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