草食系のネットワーキングにおける心構え

昨日の続きですが、ネットワーキングを通じた個人との関係構築が極めて重要な欧米社会(日本もですが)で効果的にネットワーキングをする上で求められる要素というのは何なのか?ということについて個人の経験も踏まえて書き連ねて行きたいと思います。当たり前のことばかりですが、羊さん的には意外と躊躇・見落としがちなポイントなんですよね。特に①とか④とか。

① 会うか会わないかは相手が判断するのでアプローチはためらうことなく積極的にするべき

良くある間違った考え方として「相手が忙しそうな時期だな」とか「かなり年配の人だから僕みたいな若造が連絡しても相手にしてくれないだろうな」とか「この人の会社、採用してないから向こうも会う理由ないよな」といった理由で自らアプローチを断念するケースです。アプローチした相手が僕と会うかどうかはその相手が決める話であり、僕自身がいくら考えても正しい答えにはたどり着けません。むしろ理由をつけてアプローチしなかった相手と会える可能性は0%です。よほど無礼な形でアプローチをしない限りはアプローチをした行為だけで自分の評判が傷つくこともありません。お昼寝もいいですが積極的にアプローチしましょー。

② 一方で、アプローチをして電話会議なりミーティングをお願いする時には相手の気持ちを考えた礼儀正しい対応が当然必要

これはごくごく当たり前ですがネットワーキングはプロフェッショナル・ビジネスパーソン(適切な日本語が思いつきませんでした)の活動です。メールの書き方でも電話の受け答えでもちゃんと礼儀正しく、お行儀よくする必要があります。一方で、日本的な気の使い方(名刺を渡すときの姿勢等)は必要ありませんし、必要以上に行間を読む必要もありません(欧米の人は基本的にダイレクトですからね)。自分がアプローチされる側になった時のことを考えて、どういう風にアプローチされたら好感をもつか考えればOKだと思います。羊さんが好感を持つアプローチであれば狼さんたちにもきっと伝わるはずです。

③ 自分がなぜアプローチしているのか、打ち合わせから何を得たいのかをなるべく具体的に準備するべき

アポを取りつけたら次はミーティング・電話会議の準備です。この時に一番大事なのは打ち合わせの時に自分が伝えたいこと、相手から聞きたいこと、そして最終的に何を得たいか?を明確にし、特に聞きたいことについては事前に相手に伝えることです。このようなミーティングをこころよく受けてくれる人は大抵、サービス精神が旺盛で色々と伝えたい、教えたいと思っている人が多いと思います。なので上手くミーティングの限れた時間を計画しないと肝心の目的が達成できずに終わってしまい、不完全燃焼に陥ってしまいますので要注意です。羊さん的には「あー楽しかった」で終わって満足しがちですよね。

④ 自分を売り込んで、次に会うべき人を紹介してもらう

羊さんはあまり親しくない相手にものを頼むのが苦手な傾向があります。自分が図々しいと思うことを実行するのを嫌いがちなので営業には向かないかも知れませんね(もちろん皆が皆そうではありませんが)。ただネットワーキングを通じたrelationship buildingはまずは自分をアプローチした相手に売って、さらにその人の知人・友人にも勧めてもらうのですから、自分という商品の営業活動と言えます。となると受け身で時間をかけたら羊さんの良さを理解してもらえるという態度ではダメですよね、、、そして自分を上手に売った対価が次に会うべき人の紹介です。こうして、ネットワークが少しづつ広がっていくのです!

⑤ 打ち合わせが終わったとの御礼と時間がたった後のフォローアップを忘れない

欧米でも御礼メールは必須です。実は僕はこのことをMBA受験で教わりました。インタビューの後には面接官にThank Youメールを送るのが礼儀だとは受験開始時は知りませんでした。よくよく考えると当たり前のことですよね。ここまでは羊さんも抵抗無く出来ると思いますが、大事なのはその後の時間があいた後のフォローアップです。アプローチを受けた人からすると自分の話が役に立ったのか、その後の就職活動が上手く言っているのか気になると思います。報告があれば嬉しくないはずはありません。またアプローチをしている側にとってもrelationshipを深める良い機会です。フォローアップは忘れずにしましょう!

以上、書きながらどれも当たり前のことだなーと思いながら、当たり前のことを当たり前に実践することが何よりも大事だと改めて気付かされました。欧米でネットワーキングということ構えがちですが、実は羊さんも心の持ち方一つで苦なく出来ることだと思いますので、ぜひ優秀な草食系の皆さんにも世界に飛び込んで頂きたいと思います!
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# by yoshi_525600 | 2010-06-16 23:00 | キャリア/就活

草食系の考えるアメリカのネットワーキング

自称「羊型草食系」の私は基本的にムシャムシャと草を食べて、スヤスヤとお昼寝をするのが好きなのですが、やはりビジネススクールに通っているとある程度自分から積極的に動かないと得れるものも少なくなってしまうのは今までのエントリーからもお分かり頂けると思います。そんな中で特に羊さんの課題となるのはネットワーキングです。。。

MBAを何で取りに行くのか?という質問に対してネットワークを築きに!と答える人は結構大勢いると思います。この場合はネットワーク=友人作り、という側面が強い場合が多いのですが、中には同級生の枠を飛び越えたネットワーキング(教授や卒業生の学校関係者に加えて自分が興味がある分野の専門家等)を実行している人もいます。また、学校の就職活動に関連するセミナー等に出席すると口を酸っぱくして言われるのはネットワーキングが如何に大事かという点です。ここまででネットワークやネットワーキングという言葉を連発してきましたが、非常に分かりづらい言葉ですよね。何を持ってネットワークと呼ぶのか?どこま親しくなったら自分のネットワークの一員になるのか?定義は人それぞれでしょうが、個人的にはネットワークという言葉に囚われず活動の本質を表しているより適切な表現はRelationship Buildingだと思います。

アメリカで就職活動をして一番感じたのは日本の大学の就職活動同様にOB/OG訪問をしたり、リクルーティング・イベントのレセプションで自分を売り込んだり、名刺をもらったらその日のうちに御礼のメールを書いたり等の約束ごとが多く存在することです。ただし、ビジネススクールにおいて一番違うのは(これは日米の違いというより新卒・MBA卒の違いの方が大きいかも知れませんが)その形式的なやりとりからもう一歩踏み込んだ関係構築が普通に求められている点です。加えてネットワーキングの受け手(会社の人であったり)もそのような積極的な関係構築活動を学生に対して自ら実施しています。数年たったら自分を採用する側に回っているかも知れない、という打算的な考えもゼロではないと思いますが、何より優秀な人との関係構築はその場の損得勘定を抜きにして貴重な財産になるからでしょう。相手を後輩、将来の部下と見ず、一人の独立したビジネス・パーソンとして評価しているからなのではないかと思います(これは年功序列的な考え方をしているとあり得ない発想ですよね)。

ということで一般的に日本は人間関係重視で、欧米はドライだと言われますが僕の印象は欧米(少なくともアメリカ)は日本と同等かそれ以上にウェットな人間関係が重視される俗人的な社会であるという点です。所謂コネという言葉はありませんが、実体としてコネもleveraged my relationship(connection)という言い方をされて一般的に見られます。そしてその人間関係構築のプロセスにおいては今までのブログで書いてきたような能動的な活動を実践する必要があります。多少なりとも図々しく相手にアプローチをして自分が良く見えるようにプレゼンすることによって、相手に自分はその人の貴重な時間を割く価値のある人間だと思ってもらわなくてはなりません。残念ながら羊さん的には勉強でも仕事でもいいので何か作業を一緒にしてそのこでの働きっぷりを評価してもらいながら中長期的に関係構築出来れば良いのになーと思ってしまうですが、ここは狼の皮を被って頑張る必要があります。

長くなってきたので具体的な心構え、対策はまた次回。。。
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# by yoshi_525600 | 2010-06-15 22:00 | キャリア/就活

下ネタ満載の映画を見てすごす金曜日の夜

Sex and the City 2を見てきました。ドラマのDVDを全巻所有している上、第一弾の映画のDVDも初回限定版で購入しているファンとして早々に見に行かねばということで六本木ヒルズに乗り込んで来ました。考えてみればPhillyにいる間は映画館に映画を見に行くことが無かったですね、、、

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さて、肝心の内容はというと、、、映画としては面白いものの、Sex and the Cityの続編という意味ではイマイチ。。。というのが僕の評価です。「あの人たち」の結婚式のシーンや52歳サマンサの言動やベビーシッターの存在には大爆笑ですが、今回はドラマにかけるというか、盛り上がりにかける展開でした。ただ時代はドバイじゃなくてアブダビなんですね、、、一泊220万円のホテルに泊まれる日が生きているうちに来るのでしょうか?

過去のSATCのファンには見て損はなしのお勧めの映画だと思います。なんだかアラサーOLの日記みたいになってしまいましたが、たまにはこんな軽い話題もご容赦下さい。
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# by yoshi_525600 | 2010-06-12 22:00 | 東京生活

入学式の時のスピーチを思い出して

1年目を振り返るシリーズ、時間が空いてしまいましたが今回は昨年の8月に書いたConvocation(入学式)の時にスター教授が贈ってくれた言葉を今もう一度聞いたらどう思うか考えてみたいと思います。

1. Remember the initial excitement
学校に通う前のワクワク、ドキドキした気持ちは良く覚えています。夏休みは夏休みで楽しいですが、早く学校に戻って友達と会いたい、勉強したい、課外活動に打ち込みたいと最近良く思います。

2. There is no "one" experience at Wharton
自分が選択した1年間のWhartonでの経験。やりたくて出来なかったこともあれば、他の人がやりたがっていることを出来たこともあります。それらを全てひっくるめて自分にとって最高の経験だったんだと思います。

3. Wharton is a total experience
これはまさにその通り!と声を大にしたいいです。他の学校に言っている友人と話をしていてもWharton程バランス良く、勉強・遊び・課外活動・就職活動あらゆる活動が実践できる学校が無いのではないかと思います。リソースの多さには脱帽です

4. Academic matters for recruiting
反省。成績は上の下ぐらいでしょうか。僕の場合は昔からやりたいことはとことんやる一方で気に入らないものは手を抜くという悪い癖があるので、成績にもそれが如実に現れました。就職活動に悪影響を及ぼさないことをただ願うばかりです。

5. Wharton has broad range of expertise
これもその通り!Social Impactの分野での知見の広さ・深さは期待以上でした。新たに勉強をし始めたヘルスケアの分野でも良い教授、学生に囲まれて本当に多くのことを学べました。

6. Reputation comes from faculty research - take advantage
先生のクオリティも高いですねー。スター教授がレベルが高いのはもちろんですが、地味めなベテラン教授、将来有望な若手教授と粒ぞろいです。来年は教授とがっぷりよつで勉強をするプロジェクトをやりたいと思います。

7. Reach out to friends, take advantage of diversity
これだけ自分よりも優勝で多才な人に大勢囲まれたことは人生で初めてです。勉強に限らず多くを学ぶだけでなく、自分も成長しようという強いモチベーションにつながります。そして飲みに行っても楽しい素敵な友人達に恵まれした。

8. Participate in class
これも反省。ある程度は出来たと思いますがクラスで良い発言をする人には明らかに入れず。。。勉強と同じですね。声を出して認められる社会なのは以前書いたとおりなので、2年目の課題としてがんばりたいと思います。

9. Get help when needed
これは得意分野です(恥)。人に助けてもらったこと数知れず。Whartonの魅力は人が先生、同級生、先輩、OBに関わらずとにかく協力的。金融出身の冷たい人が多いというイメージがありがちですが、そんなこと一切ありません!

10. Work in teams
ラーニング・チームにも恵まれ、Social Venture Fundのチームでも結果を出し、日本人の仲間ともJapan Trekし、全ての作業がチームワークだったといっても過言ではありません。チームだから楽しい、チームだから大変、チームだから学びが多いと思います。

11. Choose your class leaders carefully
自分がリーダーになり損ねたのはみんなが慎重に選んだから?と思わず落ち込んでしまいそうですが、リーダーの役割は本当に重要です。リーダーがしっかりしているクラブ活動は参加していて大変充実しています。自分の選ばれるリーダーになれるよう頑張りたいと思います。

こう振り返ってみると本当に充実した1年でした。2年目は1年目以上に早く時間が過ぎていくといいます。1年目以上に楽しんで、レベルアップしたいと思います。

いよいよ明日からワールドカップですね。時差が辛いところですがなるべく多くの試合を見たいところです。
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# by yoshi_525600 | 2010-06-10 23:00 | Wharton MBA

世界レベルの選手同士の対話

試験、日本への帰国、インターン開始と気づいたらまた一カ月ほどエントリーがないまま来てしまいましたが、大分インターン生活も落ち着いてきたので徐々にブログも復活させて行きたいと思います。さて、今更ながら「光陰矢のごとし」という言葉がぴったり当てはまるMBA1年目を振り返ってみたいと思いますが、その前に先週末に見たワールドカップ直前特番での中田英寿と本田XXの対談が最高だったのでそれについてちょっと書いてみたいと思います。

世界を舞台に活躍している二人は似た者同士。海外で認められるための苦労、日本の強みや魅力、日本の課題、そして個人としてサッカーに取り組む姿勢等々について語り合われた内容は共感することが多々ありました。またビッグマウスで知られる本田の話を優しい表情で聞き的確なアドバイスを送る中田と、カリスマ中田に対して物怖じすることなくでも常に敬意を表した受け答えをしていた本田の姿がとても印象的でした。

印象に残ったコメント内容を書き連ねると以下の感じです、、、

① 最初はナメられている。試合でもパスは回ってこない。試合で結果を出すことによって初めて周りに認めてもらえる。「結果」とはサッカーの世界で得点をすること
② 日本代表の練習に参加していると彼らの技術力の高さ・巧さには驚く。練習だけの大会があれば世界トップクラス。中田も本田も練習だと下手なほう
③ 中田も本田も人から注目されて、批判されるのは嫌いではない
④ 自分の本来の姿を我慢して、周りのバランスを考え始めた時点で自分の成長は終わってくるし、そのメンタリティで望んだ試合で負けると後悔の念は一段と強くなる(2006年の中田)
⑤ 若いころは自分と他のチームメンバーのギャップがあっても、先輩・ベテランが埋めてくれていた。自分が先輩・ベテランの立場になった時に溝はとても深くなっていた(2006年の中田)
⑥ サッカーに対する姿勢、熱意、本気度といった感情論ではない当たり前のことが足りないと成功できない。そしてそれはいきなり本番では出来ないので練習の時から本気でやらないと行けいない

どことなく、グローバルで戦っていきたいと願う自分に重ね合わせて話を聞いてしまいました。周りから認識してもらうには授業での発言が求められたり、反対意見は批判を恐れると成長出来なかったり、年上で経験が豊富な学生としてのリーダーシップを求められたり、合理性が要求される西洋の文化でも「情熱」が大事なことを経験したり、普遍的な要素があるのではないかと感じています。

やはり膨大な新たな発見や気づき(input)があった1年だったので、夏休み中にはこのブログでそれを一気に吐き出して(output)、2年目は自分にとって重要なものを内面化(internalize)した上で、就職やSocial Impact Conferenceの成功等の結果(result)に繋げて行きたいと思います。

と、固い話はここまでにしてワールドカップ楽しみですねー。
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# by yoshi_525600 | 2010-06-09 21:00 | 書評・テレビ観戦


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